檀信徒総括研修会

令和2年11月19日(木)、通常は1泊2日でおこなっている檀信徒総括研修会を新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一日に日程を短縮し、月岡温泉ホテル泉慶で開催いたしました。

130名という予想を上まわる大勢の皆さまにご参集をたまわり盛況に開催できました。

午前10時からオリエンテーション、椅子坐禅、開講式、所長・所顧問・宗務所護持会長の挨拶のあと、野田大燈老師の1回目のご講演を拝聴いたしました。

昼食の後、野田老師の2回目のご講演、引き続き高橋典男氏のご講演を拝聴しました。

最後は副所長の挨拶でお開きとなりました。

椅子坐禅

開講式

所長・所顧問・所護持会長挨拶

野田大燈老師講演「四国遍路と戒名ーコロナ禍と戒名」①②

野田大燈老師は随応寺専門僧堂で修行後、宗教法人報四恩精舎や財団法人喝破道場などを設立され、社会に適応できない等の青少年を預かり育ててこられた方です。元大本山總持寺貫首・曹洞宗管長故板橋興宗老師に請われて、總持寺の後堂(修行僧の教育係の責任者)を勤めたご経験もおありです。

お話は、そういった施設またその施設で預かっている青少年のこと、修行を終えられ味噌樽に独居時にできたはじめての信者さんのこと、四国八十八か所の遍路の旅のことなど、ユーモラスにお話くださいました。昼食後の聴講などはついつい居眠りをしてしまうものですが、そのようなことのない興味深いご講話でした。

高橋典男氏講演「部落差別の現実、私が問われたものー【解決】と【解放】を考える」

NPO法人人権センターながのの事務局長高橋典男は、ご自身が取り組まれた結婚差別の問題やご自身のご母堂様との確執・和解など、部落差別の現実とその解決・解放についてお話くださいました。

身をもってのご経験に裏打ちされたお話であり、部落差別の現実にはまだまだ知らないことがあり、真の解決・解放とはどのようなものか、考えさせられるお話でした。