8月20日、布教師を志す宗侶が集う宗務所布教師会(会長:田上町東龍寺住職渡辺宣昭師)の夏の研修会が宗務所(宝光寺)で開かれました。
曹洞宗門以外の僧侶のお話を拝聴しようということで、昨年は日蓮宗法華寺の本田義昌師の法話を承りました。本年は、浄土真宗本願寺派林徳寺の眞谷誠祐師の法話「仏の声を聞く」を拝聴いたしました。
- 浄土真宗が分派した歴史的経緯。
- 西本願寺、東本願寺というお寺はなく、両方とも本願寺であり、京都の人たちが区別するために、お西、お東と呼んでいること。
- 本願寺派の正式名称は「浄土真宗本願寺派」であり、大谷派は「真宗大谷派」であり、本願寺派のみが「浄土真宗」と名乗れること。
- 本願寺派は「ナモアミダブツ」と称名し、大谷派は「ナムアミダブツ」と称名すること。
など、興味深いお話を聞くことができました。
そして、教えはすべてそのまま自分のこととして受けとめねばならないこと、を承りました。
この後、玉泉寺住職酒井賢晃師、安養寺住職佐藤英樹師、宝昌寺住職渡辺玄洋師の三人の若手?住職の布教実演、それに対しての講評をいただきました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、聴講者は全員マスクを着用し、一般檀信徒の聴講者は募集しなかったため、通常より少人数の開催となりましたが、実演の三名、特に酒井師と佐藤師が緊張しておられることは明らかで、よい経験になったものと思います。